行政書士で開業したら、あいさつ回りは3つの範囲だけでOK!

行政書士の日常

行政書士として開業するとき、多くのことに悩むと思います。その一つとして開業のあいさつです。

できることなら開業のあいさつはしたくないと思っている人も多いはずです。「失敗したときのことを考えるとこっそり開業したい」 「成功してから報告したい」などの理由もあると思います。

開業当初は私も同じようなことを思っていました。本当に食べて行けるのか不安もあり失敗したときのことなどを考えてしまい、親近者や友人たちに伝えるのが恥ずかしいと思っていました。

しかし、開業のあいさつはしたほうがいいです。なぜなら、行政書士としての経験値アップや仕事につながる人脈ができるからです。

今回は、私の体験談をふまえてお伝えします。

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開業後、あいさつ回りは必要か?

開業するときにあいさつ回りをするか悩むと思います。

悩む理由は、開業に関する書籍やネットに載っている情報には、「あいさつ回りはするべき」逆に「あいさつ回りはしない方がいい」などと書かれているからだと思います。

例えば、最初の仕事は知人友人から貰える場合があるのであいさつ回りが必要になる。反対では、知人友人の迷惑になるからあいさつ回りは必要ない。

このような理由から私もあいさつ回りをするかしないか本当に悩みました。

結果的にあいさつ回りは必要

あいさつ回りは、結果的にした方がいいです。なぜなら、仕事を取らなければ飢え死にしてしまうからです。

飢え死と聞くとそんな大げさなと思うかもしれませんが、これは嘘ではありません。

仕事をしなければ一銭もお金が入ってこないと思った方がいいでしょう。開業するということは、今後誰からの保障も受けずに生活していくだけのお金を稼いでいけなければいけません。

あなたが自身があいさつ回りなんかしなくても、仕事が取れると思えばする必要はありませんし、仕事のツテがなければ、あいさつ回りは必要です。

このように、あいさつ回りは仕事を取るための手段と考えなければいけません。開業して仕事のツテがある人の方が少ないと思いますので、結果的にあいさつ回りはした方いいですね。

あいさつ回りをするときは、仕事につながる範囲を明確にする

あいさつ回りをした方がいいことが分かったと思いますが、あいさつする範囲を明確にするべきです。

その範囲は、仕事に繋がる範囲ととらえましょう。仕事に繋がりそうにないと思ったら、思いきってやめましょう。

なぜなら、誰かまわずに行えば「時間」「労力」「費用」が無駄になってしまうからです。

例えば、行政書士の仕事は、書類を作成して役所に提出します。もしかしたら、役所の職員から業務が来ると思ってあいさつ回りをしたとします。しかし公務員から特定の専門家を優先的に紹介することはありません。

このように、仕事が来ない人へあいさつ回りしても、自己満足になってしまい結果的に無駄な労力になります。なので、あいさつ回りをするときは明確な範囲にしぼって行うようにした方がいいです。

あいさつ回りをする具体的な3つの範囲

具体的な範囲といわれても、開業をしたことがある人は少ないはずです。なので、仕事に繋がるか繋がらないかなんて分からないと思います。

そのような方のために以下で3つの範囲を挙げておきます。とりあえず、この3範囲だけの人たちににあいさつ回りをしておけば大丈夫です。

以下で指定した人たちに、あいさつ回りをしておくことで仕事をスムーズに回せるようになるばかりか、運が良ければ仕事が入ってくる可能性があります。

例えば、これから行政書士で開業を考えている人は実務未経験という人も多いはずです。実務を円滑に進めるためには、他の人からアドバイスがあるとそれだけ安心して仕事が進められるようになります。

なので、指定した範囲だけでもあいさつ回りしておくことで、食べていけない資格といわれている行政書士でも成功できるようになるでしょう。

それでは、3つの範囲をお伝えします。

経験値を上げてくれる親せき及び友人

まず挙げられるのは親せき及び友人たちです。やっぱりと思った人もいると思います。しかし、この範囲の人たちは、開業仕立てで実力がないあなたにも仕事をくれる大切なお客さんです。

その理由は、すでにあなたのことを知っており、身近で頼みやすいからです。

例えば、あなたも経験したことがありませんか。それはまったく知らない人へ頼むより、経験が浅くても知っている人に頼んだほうが安心して頼めると思ったことです。顔も知っていて話したこともあり、どんな性格でどんな顔つきなのか。これだけであなたに対する信頼度はグッと上がると思いますよね。

また、開業当初は経験が少ないこともあり、実務をスムーズに進めるのが大変です。なので、顔見知りのお客さんのほうが、実務を進めるのが楽になります。

このように、仕事が来ることで行政書士としての経験値を上げることに繋がりますので、親せきや友人たちに開業のあいさつをすることは大切になります。

実務のアドバイスを貰うための同業者

次に同業者です。いわゆる先輩行政書士たちです。

開業当初、アドバイスがもらえる先生がいたら助かりますよね。同業者にあいさつしておくことで、業界のこと仕事の取り方実務の進め方など多くのアドバイスをもらうことができます。

私の経験ですが、初めて農地転用の業務を請け負った時にあいさつ回りした先生から的確なアドバイスをいただき無事に仕事を完了することができました。

このように、あいさつ回りをして同業者と連携を深めておくと困ったときに助かります。

同じ地域に住む同業者でOK

開業してみると自分の住んでいる地域だけでも多くの行政書がいることが分ります。あいさつ回りをするにあたって、どの範囲まで行うべきなのか迷ってしまいますよね。

あいさつ回りの範囲は、同じ市に住んでいる同業者だけでいいと思います。(多い場合は、近隣程度)

実際に私も同じ市に住んでいる同業者だけにしました。広範囲にしてしまうと、時間と労力が掛かってしまうので避けるようにしましょう。

登録時に会員名簿がもらえると思うので、そこから調べてピックアップすれば問題ないでしょう。ただし、中には忙しい先輩行政書士もいるので、アポを取ってから行くようにしたほうがいいですよ。

支部を統括する支部長へあいさつ

行政書士になると、何々支部に属することになります。私なら茨城県西支部に属している行政書士になります。支部ごとに長がいるので、そのような支部長にはあいさつはしておいたほうがいいです。

私の支部ではなかったのですが、同時期に行政書士になった先生がおり、その先生も私と同じように支部長にあいさつをしに行ったみたいです。

初めての仕事を取ったときにです。支部長に実務の相談をしたら、手取り足取り業務のアドバイスをいただき、無事に完了することができたと聞いたことがあります。

すべての支部長に当てはまるとは言いませんが、新人が丁寧にあいさつをしに行けば、支部長は優しく接してくれこちらから質問をすれば何らかのアドバイスを頂けると思います。

なので、開業したら支部長にはあいさつをしに行きましょう。

仕事をスムーズに進めるための他士業の先生

他の士業の先生にあいさつ回りをしておくことで、仕事をスムーズに進められるようになります。

その理由は、行政書士の業務は、行政書士だけで完了する仕事が少ないからです。

例えば、相続業務の場合、不動産の名義変更が高い確率で発生します。不動産の名義変更は司法書士の独占業務になり、行政書士はできません。なので、司法書士と連携して業務を進めることになります。

また、離婚業務なら弁護士が関わってくる場合があります。相談者が相手(配偶者)との話し合いで済まなければ紛争になり、行政書士は関われなくなるので弁護士の範囲になります。

このように、行政書士は他の士業と連携して業務を完了することが多いですので、スムーズに進めるためにも他の士業と関係を密にしておくことが重要になります。

おまけ:他士業から仕事が来る

他の士業も同じように、一士業だけで仕事が完了できることは少ないです。なぜなら、独占業務外の仕事はできないからです。

例えば、行政書士なら許認可業務が独占業務なり、司法書士なら登記が独占業務、税理士なら税務申告が独占業務です。

このように独占業務以外の相談がお客様から来たら、他の士業と連携して業務を進めていくことになります。なので、他の士業とネットワークを作っておけば、仕事が来ることもあります。

あいさつ回りの方法

それでは、あいさつ回りの方法です。あいさつ回りの方法は、いろいろとあります。私の体験談もふまえてご紹介します。

「開業しました」を伝えることが開業あいさつ

まずは、挨拶状をどんな形式の物で作るかです。大半の人はハガキか封筒のどちらかが多いでしょう。しかし、開業あいさつの方法は形式にとらわれる必要はありません。なぜなら、挨拶状は、相手側に「開業しました」というお知らせができればいいだけだからです。

例えば、私宛に届いた同業者さんはハガキ形式の挨拶状を送ってきました。以下のようなものです。

このように、ハガキで送ってくる新人先生もいます。読んだ私は「開業したんだ」ということが分ります。なので、挨拶状は相手に伝わればいいので、ハガキでも封筒でも形式は問いません。

私の開業時のあいさつ回り

それでは、私が行った開業時のあいさつ方法をお伝えします。私が取ったやり方は、相手に合わせた方法であいさつ回りをしました。その理由は、する人たちによって関係性も住んでいる地域も違うからです。

例えば、遠距離に住んでいる友人には、LINEやメールなどのネット関係で済ませ、同業者他の士業の先生は、訪問で済ませました。

自分からみて、相手側がどのような関係性でいるのかによって、あいさつ回りの方法を選ぶようにするといいですよ。

開業前から親せきや友人たちへあいさつ回り

まずは親せきや友人にあいさつをしました。なぜ親近者たちにしたかというと、開業する前から伝えることができるからです。

「行政書士の資格を取ったから、近々開業することになります。・・・」とLINEや電話などで報告をしました。

開業前にあいさつをすることで、仕事を頼んでくれることもありますのでできるだけ早くに報告したほうがいいでしょう。私の場合は、すぐには仕事が来ませんでしたが、親せきの口コミが広まって遠い親せきから相続手続きが来ました。

開業後は同業者及び他士業へ訪問あいさつ

開業したら、同業者と他士業の先生に同時進行であいさつ回りをしました。私はハガキなどの郵送はせずにできる限り訪問してあいさつを行いました。

その理由は、顔を覚えてもらうのと他の先生の情報を仕入れるためです。

例えば、あいさつに行ったときに、再度連絡しても問題なくアドバイスもらえそうかなどを判断します。

このように、「相手がどのような人なのか」「自分と性格があっているか」などを見極めるためにできる限り訪問してあいさつをするようにしました。

まとめ

あいさつ回りをして結果的に良かったと思います。 なぜなら、実務の情報も手入れることができ、他士業の先生との連携も取れるようになり、仕事の受注にも繋がったからです。

結果的に、行政書士として活動できるだけの人脈や経験が身に付けられるようになりました。なので、あいさつ回りすることによって損することはありませんので、実行したほうがいいです。

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