行政書士の年収ってどのぐらいなんだろう。これから開業を考えている人は、こんな疑問があるのではないでしょうか。
開業する前は、私も似たようなことを考えおり、よくインターネットで『行政書士 年収』と検索し調べていました。
こんなすごい先輩行政書士たちがいる中、開業3年目のイシマサの現状を詳しく書いていこうと思います。読んだ人はダメじゃんと思われるかもしれませんが、これから開業を考えている人は開業当初のことが一番詳しく知りたいと思うので。。。
真実を曲げず私の現実をお伝えしたいと思います。
行政書士に開業後、3年間の年収の真実
私が開業してから現在までの年収と営業活動を簡単に書いていきます。現実を見たら愕然とするかもしれませんね。それでも真実を書いていきます。
行政書士開業(半年)の年収の現実
行政書士で開業したのは6月1日です。できれば、初年度も1月1日~12月31日までの売上が分かればよかったのですが、初年度は6ヶ月ということにします。
初年度の売上は下記です。
の計73,000円です。実際、交通費などを入れると多少の誤差はありますが、そこまで変動はありません。
これを聞いてどう思いますか。半年で70,000円これでは食べていけない…そう思われてもしょうがないですよね。それでも現実はこれです。
参考になればと思うので、初年度の営業活動を書いてみます。
開業当初は何をやっていいのか分からなかったので、開業本や他の開業ブログに書かれている営業方法をやれるだけやってみたのが…上記に挙げた営業活動です。
結果、チラシ巻きと友人からの2件仕事を頂くことができました。
この営業活動以外に、行政書士会が行なっている実務研修などがあります。私が事務所地は、茨城県なので、平日の昼間に茨城行政書士会にいって研修に参加したり、開業に必要知識だったり、小道具(朱肉やシュレッターなど)を揃えていました。
行政書士開業2年目の年収の現実
それでは、2年目の売上です。1月1日から12月31日まで行政書士として活動し初めての1年間です。
計11件約96万円の売上です。
惜しくも100万円は超えませんでした。
それでは、2年目の営業活動を書きます。
開業2年目は焦りまくっていました。生活を成り立たせなければという思いが強く、どうにか仕事を取って売上を上げることに頭がいっぱいだったのです。
しかし、気持ちとは裏腹に2年目の営業活動から満足できる結果にはなりませんでした。
結果、チラシ巻きの2件、DM1件の3件です。それでも、初年度に営業活動したことが良かったのか、初年度に営業した先(地域)から他の6件のお仕事が来ました。
行政書士の仕事は、よく忘れたころに仕事が来ると言われています。ラーメン屋さんのように歩いていて、お客さんがサッと立ち寄ってくれる仕事ではないからですね。
それでも、生活費を賄うだけの売上が無かったので、貯金がどんどん減っていき不安になることが多かったです。
そうこうしている内に生活費を稼ぐためにアルバイトも始め、兼業行政書士のスタートした2年目でした。
開業3年目の年収の現実
では、開業3年目の売上ですね。
計17件約93万3千円です。
中には、着手金だけ頂いて年を跨いでいるのもあるので、どうにか2年目の売り上げを超えられそうです。それでは3年目の営業活動を報告していきます。
ここで着目してほしいことがあります。売上金額ではなく、2年目と3年目の営業活動の量と行った業務の量です。
営業活動の量と行った業務の量が2年目と3年目で逆転していることが分かります。3年目は、営業活動の量が減ったのに対して、明らかに業務の量が増えています。
これから分かるように行政書士という職は徐々にではあるが、確実に仕事量が増えていき売上があがっていくことが推測されます。
開業3年目にもなるといろいろなことが分かる
開業3年目にもなるといろいろな角度から行政書士という職が見えてきます。3年目の営業活動の量が減ったのにも理由があります。
自分に合っている営業活動が見えてくる
さまざまな営業活動していると自分にあった営業方法が見えてきます。私は、お酒が苦手です。なので、お酒の集まりや人がたくさん集まる集会が大の苦手です。
開業したらたくさんの人と会うことが売上を安定させていくために必須条件です。手っ取り早く人と会うためには、そのようなお酒の集まりや集会に参加して名刺を配ることが効率がいいです。
私も、最初は嫌でもそのような場所に参加していました。しかし、あまりにも嫌で胃が痛くなってしまったのです。
それを機にそのような営業方法は辞めにし、チラシ巻きと個別住宅に飛び込み営業をメインに切り替えました。
費用対効果が悪い営業活動が見えてくる
多くの営業活動を試みても仕事に繋がらないことが分かってきました。
ブログやFacebookなどのSNSは、ほぼ毎日更新しなければ意味がありません。更新が止まってしまえば、「あの行政書士、本当に活動しているのか」と異臭が発生してきます。
そうなってしまえば、更新するのもおっくうになり、自然とモチベーションが下がり何日も更新されていない状態で放置プレイになってしまいます。
他にも、知人にホームページ作成を注文しましたが、更新するたびに費用や煩わしいやり取りの時間が勿体ない。それでもお問い合わせがくればいいのですが、1年間経っても1件も来ないという結果に終わり、これも費用対効果が悪いと判断し辞めることにしました。※現在は、自作webサイトを構築
このように、費用対効果が悪い営業活動や、続けるのが難しい営業活動は辞め、自分がやりたい営業方法にシフトチェンジすることにしました。
まとめ
ここまで読んでどう思いましたか。やっぱり、行政書士は食えないと思いましたか。それとも、努力すれば十分食える仕事だと思いましたか。捉え方は人それぞれです。
行政書士は、開業して3年程度では食べていけない職業かも知れません。
逆に3年目で年収1,000万円を超えている先生もいるかも知れません。それはかなりの稀なケースだと私は思っています。
しかし、そんなに悲観することでもありません。行政書士という職業は開業の年数がものをいう職業です。
営業活動を絶え間なく続けていけば、自然と仕事は増えていくと私は確信しています。なぜかというと先輩先生の体験談を聞いているからです。
開業当初はかなり厳しいと思います。そこを切り抜ければ、必ず行政書士で食べて行けるだけの年収が稼げるようになります。
なので、これから開業するか悩んでいる人は、この記事を読んで少しでも行政書士で開業したいと決意していただけたら嬉しいです。
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