これから行政書士に開業しようと考えている方、開業するための準備として「あいさつ状」や「見積書・請求書」などが必要になると思います。
しかし、どうやって作ればいいのだろうか、またどんな内容の文章にすればいいのだろうか。
そして、実務を進めていくための「契約書」や「申請書」のひな形はどのような物を使えばいいのか。
行政書士で開業することは、多くの悩みと不安が付きまといますよね
私も開業当時同じようなことを思っていました。
そして、悩みと不安を無くすため行政書士開業セットを購入し、業務に必要な資料を揃えました。
今回は、実際に購入し使用している行政書士開業セットについてご紹介します。
※購入したのは、2016年5月になります。
Follow @kinugyosei行政書士開業セットとは
行政書士開業セットとは、独立開業支援のリーガルファーム(有限会社ほなみ)が、これから開業する人へ向けた「開業するために必要な資料や情報をセット」にした開業教材です。
行政書士開業セットと実務講座の違い
行政書士開業セットと行政書士の実務講座(以下、実務講座)の違いを説明します。
まずは、実務講座です。
実務講座は、実務を学ばせることをメインにした商品です。例えば、「相談対応の仕方」や「建設業許可の書類作成」など実践で起こり得る業務を学べるのが実務講座です。
もう一方の行政書士開業セットは、開業に必要な情報や資料がメインになった物です。
例えば、「あいさつ状」や「行政書士の業務委任契約書」や「請求書」などのフォーマット。
開業するため、準備しなければいけない資料をセットにしている商品です。
なので、実務講座と行政書士開業セットは、どちらも開業者をターゲットにしている商品ではありますが、中身は似て非なるものなのです。
行政書士開業セットを使った感想・レビュー
それでは、さっそく行政書士開業セットを購入し使った感想をお伝えします。
行政書士開業セットの中身
まずは行政書士開業セットの中身ですね。
中身の詳細な内容などは画像は転載禁止。中身の内容は、行政書士開業セットのwebサイトを見てください。
以下が購入して届いた教材です。

現在、残っている資料がこの3種類しかありません。記憶が正しければ、上記以外に送付書が入っていた気がします。
購入したときのメールがやり取りもあったので、それも載せておきます。

メールには、「パスワードも同封」と書かれているので、パスワードも同封されていたことが分かります。
パスワードは紛失してまったのですが、 行政書士開業セットのwebサイト に「問い合わせ」することで、再発行可能です。

画像を見てもうと分かりますが…4年前に購入した物がこれです。手作り感が半端ない。
現在の物は、もう少し教材としてしっかりと物になっていることを期待したいですね。
しかし、こんな雑な作りでも非常に有益な情報が記載されています。
この冊子には、開業の心構えや先輩先生の経験談や営業方法など行政書士に必要な情報が記載されています。私がポスティング営業に力を入れているのもこの開業セット影響からきているのです。
許認可関係のフォーマットは必要ない
厳しい目で判断したいので、先にお伝えします。
行政書士開業セットに各許認可の申請書のフォーマットがあるのですが、正直必要ないですね。
申請書は、各行政庁のHPから正規の申請書のフォーマットが入手できるからです。
なので、購入してから一度も使っていません。なので、値段をもう少し安く販売してもいいかなと思いますね。
ここが減点ポイントです。
開業に必要な資料が揃っているので便利
と言いましたが、この行政書士開業セットは、開業するために必要な物がほとんど揃っています。
「チラシ」や「委任状」や「見積書」や「契約書類」…など
何よりも効果が発揮してくる時が、初めて分野の書類を作成しなければいけない時です。
たとえば、株式会社の取締役会議事録や各内容証明郵便の内容など。
何度も経験したことがあれば、以前のデータが残っているからいいでしょうが、初めてでは、そうはいきませんよね。開業セットは、痒い所に手が届くというのでしょうか。
この資料が欲しいなと思ったときに、非常に役に立ちます。
また、これらの資料を一から作るとなると相当の労力と手間が掛かってしまうでしょう。ましてや、行政書士の経験がない人はなおさらです。
行政書士開業セットなら、このような開業に必要な資料がすべて揃っているので、非常に便利です。
市民法務関係の資料はマジで使えます
次に高ポイントを挙げます。
それは市民法務関係の資料フォーマットがマジで使えます。
市民法務関係の資料とは、「私人契約書」や「遺産分割協議書」や「内容証明書」などの私人に関する業務の資料ですね。
これから開業する人は、このような契約書などの書類はどうやって作ればいいのか見当もつかないはずです。
当然、正確な物を作らなければお客さんに迷惑を掛けるばかりか、最悪の場合、損害賠償を請求されかねません。
そうはなりたくないですよね…行政書士開業セットは、そのような契約書のフォーマットもあるので、開業当初の新人さんには役に立ちます。
インターネット集客を考えている人は便利
更に開業してから、インターネット集客を考えている人は購入するメリットがあります。
購入者は、webサイトの「ログインコード」を教えてもらえ、開業に関する多くの情報が手に入ります。
この情報を読むだけでも開業に必要な知識が手に入るのですが、それ以上に行政書士に特化したインターネットの集客方法について詳しく学べます。
開業してからインターネット集客を考えており、かつwebサイトを作ったことがない人は、インターネット関連の知識は必要不可欠です。 行政書士開業セットを購入し、集客方法などを学ぶのもいいのではないでしょうか。
濃い情報から薄い情報まである
もう1つの減点ポイントになります。
行政書士開業セットのwebサイトで、開業に関する情報が手に入るといいました。
その情報の中には、目からうろこが出そうな濃い情報もあれば、そんなことは知っているわという薄い情報まで書かれています。作成者側からすれば、すべてのユーザーに満足してもらうための配慮だと思います。
しかし、その薄い情報があることで、すべての項目に目を通すのが億劫になってしまうのです。省略してもらえれば、もっと使いやすいサイトになるのにと感じずにはいられませんね。
資料や情報の最新版が手に入ります
それでも、行政書士開業セットは良心的だなと思うところもポイントが高いです。
それは、随時、フォーマットなどの更新があれば最新版が手に入ります。
4年前に「購入したときの物」と「現在の物」では、多少の修正を加えて現在の物が使用しやすくなっています。
購入者なら、新しくなった資料も随時手に入れることが可能です。
更新情報は、行政書士開業セットのwebサイトで確認でき、最新の資料が手に入ります。
なので、4年前に購入した時点で終わりということはなく、半永久的に使用できるのがありがいたいです。
行政書士開業セット購入後の失敗談
ここで、行政書士開業セットを購入した時の失敗談をお話します。
開業セットを購入して失敗したわけではありません・・・行政書士開業セットやwebサイトを含め、使いきれていなかったのが失敗です。
なぜなら、私は様々な集客方法を試した結果、今現在インターネット集客を行っているからです。
webサイトを隅々まで目を通して、その内容を実行していたら、回り道をしなくて済んだのではないかと思っています。
なので、私と同じような人が増えないためにも、この記事を読んでもらいたいです。
4年経った現在でも行政書士開業セットは使える
行政書士開業セットは、購入して損はないと思います。これから開業する人は、教えてくれる人もいなければ、どう進めていいか分からないことばかりですよね。
開業セットなら開業する不安や悩みを解消してくれます。
そして、購入してから4年が経ちましたが、今でも使っています。
いざ未知の業務が来た時も非常に役に立っています。
ちゃんと使えば、実務講座より断然コスパがいい
実務講座のブログでも説明しましたが…学んだ実務が必ず来るとは限りません。来なければ、お金をドブに捨てているようなものですよね。
その点、行政書士開業セットをしっかり使用すれば、実務講座なんかより役に立ちます。
一度でも、業務を受けてしまえばお客さん相談などの対応方法はほぼ同じです。
それよりも未知の業務が来たときの対処方法が重要です。行政書士開業セットなら、多くの業務に対応できるだけの資料が揃っているので、安心して実務が完了できます。
このように、行政書士開業セットを余すところなく使い切れば、実務講座なんかよりも断然コスパがいい物になっています。
開業するために何を準備するか、分からないなら購入もあり
行政書士開業セットは、55,000円と決して安くはありませんが、開業するための「資料」や「情報」が手に入り、将来まで役に立つなら元は取れる商品ではないかと思います。
これから開業しようと考えおり、何を準備しどう進めていったらいいのか分からない人は、購入してみてはいかがでしょうか。
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