日本の勉強方法は、小さな時からノートを取る学習スタイルです。先生が、黒板に書きながら解説しそれをノートに書き写していきますよね。ノートを取る学習スタイルでは行政書士に合格するのはムリです。
この学習スタイルが悪いわけではなく資格の勉強には適していないだけです。そのことが分かっていない受験生は、テキストを読みながら要点などノートにまとめている人がたくさんいます。それでは効率も悪く無駄な時間を費やすだけで意味がありません。
資格試験で適した勉強方法は、ノートは作らず教材に情報を書きこむスタイルが適しています。教材にすべての情報を入れマイ教材を作る。
資格試験ではこのマイ教材を作ることが合格するために必要です。これは行政書士の勉強にも同じです。
今回は、合格するために勉強ノートは必要ない理由を詳しく解説します。
ノートを作っても意味がない3つの理由
日本で教わる勉強は、小中高とノートを使った勉強方法です。先生が黒板に書いた内容をノートに写すことが当たり前ですよね。その習慣が身についているので、資格勉強でもノートを取る受験生が多くいます。
しかし、行政書士の勉強でノートを作ることはあまりおすすめできません。おすすめできない3つの理由があります。
このような理由から、ノートを作ることは必要ありません。
理由1:作ることが目的になってしまう
ノートを作る目的は、要点をまとめたり似たような内容を互いに分かりやすくするためです。
しかし、ノートを取る受験生には、作ることが目的になってしまいノートを作ったことで満足してしまいます。
作ったあとは、ずーっと棚にしまってあるということはざらにあります。こうなってしまったら、ノートを作る意味が無くなってしまいます。
理由2:結局、まとまらず使えない
小さな時から、ノートを取る習慣が身に付いている日本の勉強方法ですが、多くの人はノートに写すのは得意で内容をまとめることは苦手です。
なぜなら、先生が書いた内容を移すだけだからです。
どうにか内容をまとめても、あとから見返したら何が書いてあるか理解できずテキストのほうが上手にまっていたりすることが多いです。いまでもなくそのままノートはお蔵入りになりますよね。
理由3:途中で挫折する
ノートを取り始めた頃は、こんなことを思ったりするのでは、
「要点をまとめて、役立つノートを作って活用しよう」
こんなことを思いながら、はりきってノートに書き始めると思います。しかしすぐに現実はそんなに甘くないことに気づかされます。
などノートを書くことが嫌になってしまい途中で作るのを辞めてしまうこともあり得ます。そうなってしまえば、無駄な労力と時間が使ってしまうでしょう。
ノートを作る3つの無駄な時間
ノートを作ると、3つの無駄な時間を費やすことになります
その1:作る時間の無駄
まずは、ノートを作る時間です。
ノートを取るためには、要点などを上手にまとめて作成していかなければなりません。考えて要点をまとめることは案外時間が掛かります。そこから、まとめたことをノートに書いていかなければならないので、思った以上に大変です。
その2:見直す時間が無駄
ノートを活用することは、自分なりにまとめた内容を見直して勉強することだと思います。しかし、その見直すことが無駄な時間になります。
現在のテキストは、上手に内容がまとまっていることがほとんどです。実際に、自分がまとめたノートより数倍見やすくまとまっていたりします。
悲しいですが、これが現実です。なので、ノートを作って見直すという作業は無駄な時間になります。
その3:道具を揃える時間が無駄
テキストの内容をまとめるためには、ノートなどを買いにいくことになります。自宅の横にお店があればいいですが、車などを走らせなければ買いに行けないような場所なら買いに行く時間が無駄です。
ノートを取らない3つの代替方法
ノートを取る時間を無くし、効率がいい勉強方法をお伝えします。
このように、いま勉強で使っている教材に必要な情報を書き込んでいくことです。
分かりやすいように写真を添付しておきますね。

このように、教材に情報を書き込むことで、合格するためのマイ教材を作ることが重要です。
方法1:テキストに書き込む
テキストには、自分の言葉でまとめたこと(要点)をどんどん書き込んでいきましょう。写真のように、私は地方自治法の住民自治が覚えにくかったので覚えやすいように欄外にまとめました。
他にも、行政法の事件訴訟法と不服審査法の教示義務が類似しているので見やすいようにまとめるなど、自分が思いついたことをどんどん書き込んで、テキスト1冊で勉強できるようにまとめるべきです。
方法2:問題集に書き込む
問題集に書き込むことは、解説欄にテキストのページや適用条文などを書き込むといいです。解説を読んで、すぐにテキストを見直すことで記憶の定着にも繋がりますので、
問題集とテキストが連動できるように、書き込むといいでしょう。
方法3:六法にかき込む
最後は六法にも書き込みます。それは、過去に出題された問題の回数『正』を書いたり、出題された判例の判決や適用箇所のテキストページなどを書いていきましょう。
出題回数が分かれば重要条文なのか判断ができ、その条文を注意しながら勉強を進めていけるようになります。
教材に書き込むメリットを紹介
テキストなど教材に書き込むメリットを紹介します。
時間の短縮になる
テキストをまとめることで時間の短縮になります。
ノートを作る時間はもちろん見直す時間ももったいないです。まとめた内容は、テキストと同じ内容をまとめていますので、同じことを繰り返すだけになります。同じことを何度もやることは、時間の無駄になります。
覚えるために何度も繰り返すことは、テキスト1つで十分です。
何度も、教材を開くことによって記憶が脳に定着する
記憶を定着させるためには、何度何度も同じことを繰り返すことが必要です。
暗記や理解するためにはテキストや問題集を何回も見直すしかありません。
教材に必要だと思う情報をすべて書き込んでおくことで、毎回開くことにより教材の内容と書き込んだ内容に目が通せるので同時に覚えるのが可能です。
通読するときに体系的相互的に覚えられる
テキストに必要な情報を書き込んでおくことで、再度テキストを通読したとき体系的相互的に覚えらます。
例えば、要点をまとめて書き込んでおくことで、全体的に学べるようになり理解が深まります。また、事件訴訟法と不服審査法は、似たような部分が多いですよね。互いに要点をまとめておけば相互的に覚えることができるようにもなります。
まとめ
資格の勉強では、ノートにまとめる勉強方法は適していない。適している勉強方法は、テキストや問題集などの教材に直接たくさんの情報を書き込んでいくことがお勧めです。
直接、書き込んでいくことで
などのメリットがあります。
そして、自分にあったマイ教材を作る。資格試験ではこのマイ教材を作ることが合格するために大切です。
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