何かしらの保険って誰でも入っていますよね?
いつも汗水垂らしながら、一緒に仕事している同僚も。
私も生命保険をはじめ、車の保険、マイホームの保険ありとあらゆる保険に加入しています。
つい最近、生命保険を見直し自分にあったものに加入していますが、以前の私だったらば見直すことが面倒でした。
保険は、必要と感じていたものの、それほど詳しくもないので…イマイチ大切さも分からず、保険屋が進める保険に加入していました。
イシマサと同じように保険を見直すことが面倒だと思っている人も少なくないのではないでしょうか。
そもそも保険って使う場面が少ないから、保険に入っていればどうにかなる。見直しても同じだし…
このような理由から保険見直しは面倒だと思っていることが多いでしょう。
そのような人のために本日は、保険の大切さと生命保険のメリットデメリットを解説していこうと思います。
貯金派?保険派?両方を比べたよ
男性に、多いのが貯金派ですよね。
使うことがない保険なんかに入るより、コツコツ貯金した方がいいし将来のためになると思っている人が多いです。
それも一理ありますが、そのような人は保険の仕組みが分かっていません。
貯蓄でコツコツ貯めるよりも、保険に加入したほうがお金に対する備えができるからです。それに加入した時から、ずーっとお金で守られているようなものなのです。
その証拠として以下の画像を見てください。画像は、貯金と保険を比べた物です。

左が毎月1万円ずつ貯金した場合です。右が月額6,000円の保障金額300万円の死亡保険に加入した場合です。
貯金の場合、コツコツ貯めても5年間で60万円しかなりませんよね。その後亡くなったらどうでしょう。60万円の貯金しか残りません。しかし、保険なら加入時から300万円の保障が付きます。
もし、同じように5年後に亡くなっても300万円が貰えます。5年分の保険料を差し引いたとしても、貯金しているよりは、遥かにお金が残ります。
それだけではありません。
10年、20年と何事もなくても、貯金より保険のほうが優れているのです。それは、解約返戻金があるからです。
ようは解約返戻金があることで、解約すればそれまでに支払った保険料が戻ってくるからです。この解約返戻金は、長く持てば持つほど返戻金利率も上がっていくので、大きなお金が戻ってきます。
保険という名の強制貯金。
にもかかわらず、死んだときの保障300万円は解約するまでずーっと続きます。
これからも分かるように、使い方を間違えなければ、保険は貯金より優れたものになります
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保険は、貯蓄性があると言ってもすぐに利用できないので注意。
がんになったら、治療費だけがお金の問題ではない
がんになる確率は、年齢とともに増加していきます。そして、上記のデータでは、若い20代からでも発症する人もいるくらいです。
がんになったら、死んでしまう…という不安がよぎるかも知れませんが、それ以上に治療費とそれに付随する費用などのお金の問題があります。
がんの発症する箇所によりますが、治療に掛かる医療費は平均100万円近く掛かることがあります。
え!100万円一気に払うの…(-_-;)
100万円すべて払うわけではなく、国の保険が適用できる部分に関しては、高額療養費制度が利用できるから8万円程度で済む場合があります。
しかし、高額療養費制度があるからすべて安心というわけではないのです。
入院中の食事代や宿泊するパジャマや備品代や家族の交通費。
これらは、高額療養費制度が適用できないので、すべて自己負担になってしまいます。
また、次の月も同じだけの治療費が掛かったらどうでしょう。がんの治療は長期間になりがちです。次の月も8万円、翌々月も8万円…
ましてや、お金の問題は上記に掛かる費用だけではありません。仕事をやめたり、変わったり今まで普通に生活できていたことができなくなることも少なくありません。
このようにがんになってしまうと、貯金だけでは賄えなくなる可能性だってあるので注意が必要ですね(>_<)
ドカッと出ていくお金や学費にも注意!
貯金だけで賄えない物は、病気だけではありません。
毎月の生活費だけなら大丈夫だと思いがちですが、節目の年に掛かるドカッと出てていくお金もバカになりません。
それに子どもに掛かる学費だってありますよね。

保険見直し本舗で簡単に学費の計算をしてもらったら、これからイシマサ家が娘一人辺りに掛かるお金は最低でも723万円と算出されました。
うちはそんなに掛からないよ。逆にもっと掛かるかも。家族によって、子どもの教育に掛かるお金は違ってくると思います。
それでも、子どもが大きくなるまでたくさんのお金が必要になってくるのは、どこも一緒ですよね。
イシマサが考えてほしいのは、子どもが小さい時に、お金を稼いでくる一家の大黒柱が亡くなってしまったらどうでしょうか?
何千万円っていう蓄えがあれば、話は別にですが、そのような人は一人握りですよね。多くの人はないと思います。
そんな時に保険に入っていると、残された家族は安心です。
生命保険3つのメリット
それでは、ここから生命保険のメリットデメリットを紹介します。
まずはメリットからです。
生命保険のメリットは、3つです。
メリット1:万が一のリスク保障ができる
メリットの1つ目は、上記でも説明した万が一の備えです。
がんなどの病気けがで、収入が途絶えてしまうなど
貯蓄ではカバーしきれない経済的リスクに対しての保障できることです。
メリット2:翌年の所得税・住民税の軽減
メリットの2つ目は、翌年の所得税や住民税の負担が軽減させることです。
会社などにお勤めしていれば、年末調整時、生命保険料控除証明書を申告しますよね。また、自営業の人なら確定申告時。
年末調整の時期になると加入している保険会社から控除証明書なる物が送付されてきます。
証明書の内容をもとに控除額を申告します。
そうすると、翌年に払う所得税、住民税が軽減されるようになります。収入や保険料で、軽減される金額は変わってきますが、時には1万円以上変わってくることも。
メリット3:相続対策になる
最後は、相続対策になることです。
貯金でも、残された相続人にお金を残せますが、被相続人(亡くなった人)の口座は凍結されてしまうので、すぐに使いたくても相続手続きを得なければ利用することができません。
それでも、民法改正により「預貯金の払戻し制度」できたので、以前と比べた利用しやすくなりましたが、まだまだ浸透していないなど使い勝手がいいとはいえません。
死後、葬式費用や生活費などすぐにお金が必要になるため、受取人に直接支払われる保険金のがスムーズ。
また、相続手続きには、相続人同士の遺産分割などがあるので、完了まで時間を要することになりますが、先ほど説明した通り受取人に支払われるので、面倒な手続きを省くことが可能です。
相続税対策にもなる
そのまま相続絡みで。
生命保険を利用することで、相続税の対策にもなります。
死亡保険金は相続時「500万円 × 法定相続人の数」まで非課税となります。これだけを聞くとよく分からないと思いますので簡単に事例で解説します。
例えば、夫、妻、子2人、財産6,000万円あったとします。そして、不慮の事故で夫が亡くなったとしましょう。
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相続税は、現金払いだから注意!180万円とかバカにならん
どうでしょうか。
生命保険を利用するかしないで、100万円以上も相続税の支払いが変わってきてしまうのです。生命保険を有効に活用すれば、相続対策になります。
生命保険2つのデメリット
それでは、次はデメリットです。
生命保険のデメリットは2つです。
デメリット1:保険料が掛かる
生命保険とは言わず、どんな保険でも加入すれば保険料が掛かってきます。
当たり前のことなので、デメリットになるか微妙なところ。
ただし、保障内容によっては保険料が高額にもなることもあるので注意が必要です。
デメリット2:経済がインフレ続きになると不利
次に、日本経済がインフレになると資産価値が下がるデメリットがあります。
インフレとは、市場全体の物価が上がり、お金の価値が下がること。
玉ねぎ1個38円→500円
こんな極端な例はありませんが(^-^;
加入時から、どんな事由でも支払われる保険金額は変わりませんが、支払われたときに、玉ねぎ500円で売られていたら…保険金の資産価値は下がっていることになりますよね。
とはいえ、ここ何十年で消費税アップなど物価は確実に高騰している。さらに数年後は消費税20%もあり得る。
それを考えれば、物価上昇をデメリットとして上げることでもありませんよね
生命保険には「貯蓄型」と「掛け捨て型」がある
生命保険のメリットデメリットが分かったと思います。
生命保険には、先ほど出てきた死亡保険やさらに医療保険、介護保険なんかがあります。そして、どの保険にも「貯蓄型」と「掛け捨て型」があります。さらに、細かく分けると保障が一生涯続く終身型や一定の期間だけ保障が付く定期型などなど。
保険によっては、貯蓄型の終身や掛け捨て定期型など各保険会社によってカスタマイズされて売られています。
貯蓄型は、解約返戻金や満期保険金などが付いている物もあれば、最低保障で資産運用を目的した保険など、のちのち保険料が返ってくる保険です。
逆に、掛け捨て型は、言葉通り払った保険料は一切返ってこない保険です。
これだけを読むと、保険料が返ってくる貯蓄型の保険がよさそうに思いますが、ご自身の生活状況によって、掛け捨て型も必要になってきます。
いかでイシマサが保険を見直した時の記事に、選び方なども載せているので良かったら参考程度に。
それでは、以下で貯蓄型と掛け捨て型のメリットデメリットを紹介しますね。
貯蓄型保険5つのメリット
まずは、貯蓄型のメリットから。
こんなところでしょうか。
解約返戻金があるので保険料が戻ってくるので、老後の資金として活用もあり。
「手元のお金があると、つい使ってしまい貯まらない」という人なら半強制的にお金を積み立てる貯蓄型保険はおすすめです。
加えて、将来的にお金を残してあげたい人がいる場合、保険を利用するのも手段の1つ。
例えば、孫へ少しでも財産を残してあげたい…お孫さんは相続人ではないので、お金を残すには遺言書などの手段を取る方法か、保険で受取人を指定しておくことも有効です。
貯蓄型保険3つのデメリット
それでは、貯蓄型のデメリットです。
貯蓄型は、掛け捨て型と比べて毎月の保険料が高くなります。ただし、一生涯、支払う保険料で考えると貯蓄型のが安く済みます。
そのことも以下の記事で書いています。
貯蓄型は、長期的に積み立ていくことを目的としたものなので、短い期間で保険解約してしまうと、支払った保険料よりも少ない返戻金しか貰えない場合があるので注意ですね。
掛け捨て型保険2つのメリット
それでは、次に掛け捨て型の保険のメリットです。
掛け捨て型の一番の魅力は、毎月支払う保険が安い。そして、高厚な保障に入れるところですね。

保証金額2,000万円の保険期間10年にしたら、月々1,886円と算出されました。本当に安いのか比較するために、同じ内容で貯蓄型でも算出してみました。

月々保険料がヤバイことに…(;゚Д゚)133,180円
これだけ違ってきます。
一定の期間!期間限定で厚い保障が必要な場合に、掛け捨て型の保険をチョイスするのが賢い選び方です。
例えば、子どもが成人するまでなど
掛け捨て型保険は、一時期だけ必要なる人がおすすめです。
掛け捨て型保険4つのデメリット
最後は掛け捨て型保険のデメリットです。
掛け捨て型は、10年更新など一定の期間だけ保障される保険なので、解約返戻金がないことがほとんどです。
それ以上に、掛け捨て型を更新続けると一生涯払う保険料が大変なことになるので注意が必要です。

上記のデータは、掛け捨て型と貯蓄型の総額支払いを比べたものです。
掛け捨て型の総支払が凄いことになっています…1,240万円近く払うことになっています。に比べて、貯蓄型は、850万円程度で済むことになっています。
このように、掛け捨て型の保険は更新のたび保険料が上がってしまうので、年齢が上がるにつれ加入が難しくなってしまうことがあります。
貯蓄型保険と掛け捨て型保険の比較
貯蓄型保険 | 掛け捨て型保険 | |
保険の種類 | 終身保険、学資保険、養老保険、個人年金保険、変額保険etc | 定期保険、収入保障保険、医療保険・がん保険etc |
解約返戻金 | 〇 | - |
目立つメリット | 保険料が掛け捨てにならない | 安い保険料で高厚な保障が受けられる |
気になるデメリット | 毎月の保険料が高い | 更新続けるとバカ高い保険料になる |
まとめ
見直すのが面倒な生命保険。
自分が亡くなった後、残された家族。ずっと掛け捨て型保険を更新続けるヤバさ。
しっかり見直しておかないと後々大変になってしまうことも。
それでも、自分の生活にあった選び方ができれば、不慮の事故や問題起きた時に助けてくるのが保険です。
家族の生活保障のため。自身の老後のため。相続人以外の人に残すため。相続対策のため。
保険の用途はさまざま。
これを機に自分に合った保険見直しを敢行してみはいかがでしょうか。
今回は、これで以上です。
それではまた会いましょう(^^)/